米が日本人の心と体をつくる


 

日本は豊芦原(とよあしはら)の瑞穂(みずほ)の国。穀物が実り、それで命を作る国なんです。だから、米と塩と水を毎日神棚にあげて祈ってるんよ。 

「口」の中に「米」を止めて「歯」、「口」で「米」を止めて「噛む」で、臼歯が20本。たくさんある訳ね。

  米は単に食料というだけではありませんよ。米からできた血が体を作り、日本の精神を作り、大和魂を作るんです。ただ栄養がある、なんて次元のものじゃない。神代から続いている命のルーツと言ってもいいくらいなんよ。八十八の「米寿」は、米を食べて長生きしてめでたいから祝うんです。米から離れると「迷う」になっちゃうからね。  

 米には「ヒコ」と「ヒメ」の神言葉が込められていてね、米の「コ」というのはデンプンの部分のことで陽性の彦の男性を表し、「メ」は芽の部分を表して陰性の女性のことなんよ。一粒の種には陰陽二つの働きで、陽は大地に深く根をおろしていき、陰は上空に伸びて花や種を作るんです。ヒコとヒメの下の文字もコメを表しているでしょう!?全宇宙の氣が込められているから米なんです。 

 米には三体の神さんが宿ると言ってね、食事の時に「いただきます(貴方の

命を私の生命にいただきます)」と言うのは感謝と祈りと悟りなんやで。米からできる血は36.5度の恒常温を保って体を中庸に保ってくれる大事な食べ物

なんよ。作法の流派で有名な小笠原流でも、健康の原理を「ご飯三口にお菜が

一箸」と教えています。くれぐれも、おかず喰いにならんようにね。